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サンプル調製と送付



MASS解析サンプル

 
*4x SDS sample bufferには2-mercaptoethanol無しで使用するということをご注意ください。
 

1. 細胞を可溶化します。
細胞の可溶化は以下の方法を推奨しております。検体量は解析の可否に大きくかかわりますので、必要量を必ず守っていただきますようにお願いいたします。
「下記のすべての試料は常温で可溶化してから 90℃で5分間加熱後、配送まで常温又は冷蔵保管してください。」
 
<動物組織>
検体量:20mg以上
可溶化法:300ul 4X SDS sample bufferによって破砕し、20分以上可溶化します。
 
<植物組織>
検体量:10mg 以上
液体窒素による破砕を行った powderを凍結乾燥した試料
 
<培養細胞>
検体量(細胞数):2 X 106 以上
可溶化法:細胞を遠心分離した後、上層液(培地成分)は捨て、ペレットを PBSで2-3回 洗浄し、洗浄液を取り除いたのちに300ul 4X SDS sample bufferで20分以上可溶化します。
 
<タンパク質抽出液>
検体量:1mg程度(Bradford法などで定量して下さい)
可溶化法:4X SDS sample bufferをサンプル量に合わせて加えてください。
※200ugで24cm large gelを用いた2-DEを1回実施できますが、以後の質量分析を考慮して1mg程度の量をお送りください。
2. 処理済みサンプルを1.5mlチューブに入れ、常温でお送りください。

 
<サービスに関する諸注意>
 
(1)特にご指定のない場合は、pH4-10NLの1次元ゲルと24cmの2次元ゲルを用いて解析を行いますが、その他のpH rangeのゲルも対応可能ですので、ご希望がある場合はご連絡ください。
 
(2)染色はMALDI-compatible alkaline silver stainingを基本的に行いますので coomassie stainingをご希望の方はサービス依頼の際にお問い合わせください。(genomic sequencingが出来てない種につきましては後で MS分析のために必ずcoomassie stainingを行います)
 
(3)結果によらず、分析を実施したところまでの費用が発生いたします。
 
(4)塩濃度の高いサンプルは泳動パターンが乱れる可能性がございますので、サンプル調製の際にはご注意ください。
 
(5)感染性のあるサンプルは処理の際に確実に不活性化していただくよう、お願い申し上げます。
 
 

 

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