リン酸化タンパク質分析サービス
分析対象:細胞・組織抽出物中のリン酸化タンパク質
分析内容:
1. 細胞・組織抽出物からのリン酸化タンパク質の分離及び濃縮
2. 2次元電気泳動の実施
3. リン酸化タンパク質の染色(ProQ Diamond(Invitrogen)を利用)
4. MALDI-TOFによるリン酸化タンパク質の同定およびリン酸化サイトの決定
(リン酸化タンパク質の染色サービス(SDS-PAGE))
Cat. No. P8010 価格 89,800円/sample
(リン酸化タンパク質の染色サービス(2-DE Gel))
Cat. No. P8011 価格 98,800円/sample
(PMFによるリン酸化タンパク質の同定)
Cat. No. P8020 価格 21,600円/sample
(MALDI-TOF PSDによるリン酸化ペプチドの同定)
Cat. No. P8030 価格 31,000円/sample
(CAF sequencingによるリン酸化部位の決定)
Cat. No. P8040 価格 56,400円/sample
*只今機器点検により当分の間解析サービスは中止となります。
(リン酸化タンパク質の濃縮を含むサービス)
Cat. No. P8050 価格 107,800円/sample
Cat. No. P8060 価格 87,000円/sample
[サービス アイテム 1-1] リン酸化タンパク質の染色サービス(SDS-PAGE) Cat. No. P8010 価格 89,800円/sample
Step1 : 電気泳動 特にご指定のない場合は、10-15%のゲルを用いて解析を行います。その他のゲルのご希望がある場合はご連絡ください。
Step2 : 染色 方法1: ProQのダイヤモンドの染色(Molecular Probes) 検出方法: ProQの蛍光(Ex/Em: 555/580nm) 使用フィルター: Ex/Em: Cy3/Cy3 方法2: コロイドCBB染色
Step3 : 多重染色(CBB & ProQ染色)とspotの比較
Step4 : ディファレンシャルディスプレイと比較解析の実施
[サービス アイテム 1-2] リン酸化タンパク質の染色サービス(2-DE Gel)
Cat. No. P8011 価格 98,800円/sample
Step1 : 電気泳動 特にご指定のない場合は、下記の小型ゲルを用いて解析を行います。その他のゲルのご希望がある場合はご連絡ください。 1次元目 等電点電気泳動:pH4-10 (non linear IPG) 2次元目 SDS-PAGE(10-15%)
Step2 : 染色 方法1: ProQのダイヤモンドの染色(Molecular Probes) 検出方法: ProQの蛍光(Ex/Em: 555/580nm) 使用フィルター: Ex/Em: Cy3/Cy3 方法2: コロイドCBB染色
Step3 : 多重染色(CBB & ProQ染色)とspotの比較
Step4 : ディファレンシャルディスプレイと比較解析の実施
[サービス アイテム 2] PMFによるリン酸化タンパク質の同定
Cat. No. P8020 価格 21,600円/sample
Step1 : PMF (Peptide Mass Fingerprinting)によるタンパク質の同定
Step2 : リン酸化ペプチドとして予測される質量値との比較によりリン酸化の可能性の予測
[サービス アイテム 3] MALDI-TOF PSDによるリン酸化ペプチドの同定
Cat. No. P8030 価格 31,000円/sample
Step1(オプション) : PMFによるリン酸化ペプチドの予測
Step2(オプション) : PhosPepTMによるProQ染色されたバンド(もしくはスポット)のゲル内消化とリン酸化ペプチドの濃縮
Step3 : MALDI-TOF PSDを用いたリン酸化ペプチドの同定
[サービス アイテム 4] CAF sequencingによるリン酸化部位の決定
Cat. No. P8040 価格 56,400円/sample
*只今機器点検により当分の間解析サービスは中止となります。
※本サービスのご利用にはP8030によりリン酸化ペプチドが同定されている必要がございます。
Step1 : ProQ染色されたスポットをトリプシンで切断後SPITC標識
Step2 : PhosPepTMによりリン酸化ペプチドを濃縮
Step3 : MALDI-TOF PSDを用いてCAF sequencingの後、リン酸化部位を決定
[サービス アイテム 5] リン酸化タンパク質の濃縮を含むリン酸化染色サービス
Cat. No. P8050 価格 107,800円/sample
※本サービスはジェノマインの独自技術を利用することで、リン酸化タンパク質特異的に濃縮し、細胞内に少量しかないリン酸化タンパク質を回収する可能性を高めます。
Step1 : PhosProTM kit (Genomineの専有技術)を用いて細胞全体または組職分画タンパク質からリン酸化タンパク質を濃縮
Step2 : リン酸化タンパク質の染色 (サービスP8010またはP8011と同じ)
[サービス アイテム 6] Phosphoprotein identification by LC-MS/MS
Cat. No. P8060 価格 87,000円/sample
LC-MS/MSを利用したリン酸化部位の確認
LC-ESI-MS/MS分析はタンパク質をTrypsinによる加水分解した後、reverse phase liquid chromatography(逆相液体クロマトグラフィ)を利用してtryptic peptideのhydrophobicityによって分離、質量分析器に入れる。 ESI(Electrospray ionization)方式によってイオン化されたペプチドは電気場の内で利動するようになり、質量を測定するものであるが、この際空気分子と衝突させてpeptideを粉々にする。また、アミノ酸単位で切られたpeakが得られるが、このスペクトルを基にデータベース上に存在するタンパク質配列と比較分析をする。 Phosphorylationを分析するためにはデータベース上に存在するタンパク質配列で出る可能性のあるphosphorylationと実際のスペクトルを比較する。 この際、比較するのはS/T、あるいはYにphosphorylationによって表れるmass shift(80 Da)と、該当peptideを fragmentationさせる時に表れるアミノ酸配列のmass shiftあるいはneutral loss(97.9Da)を比較する。 一般的に S,T,Yにリン酸化される場合、PO3の形で約80DaのMASS値が増加されるが、 MS機器でfragmentationさせる場合は、H2PO4(約98Da)のMASS値が減少されるためである。
|